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医師の偏在という根深い問題

地域が安心できる医療を 医師「偏在」 より

地域医療が崩壊の危機を迎えていると言っても過言ではないだろう。地方では医師を確保できずに、閉鎖に追い込まれる病院も出ている。

医師の数は毎年約4000人ずつ増えており、医師の絶対数が減っているわけではない。では、なぜ足りないのか。

医師が足りない背景として、医師の偏在という問題があるそうです。

この偏在には、二つの顕著な格差が存在。
●地域間格差(へき地の医師不足)
●診療科間格差(産婦人科や小児科、麻酔科の医師不足)

こういった偏在を加速させた原因の一つが、新臨床研修医制度(2004年)。
新人医師に2年間の実務研修を義務づけたこの制度では、

・研修医が研修先を自由に選べる
  ↓
・都市部の研修指定病院に人気が集中
  ↓
・大学や地方の病院を避ける傾向が強まる
  ↓
・大学病院は医師不足となり、地方の病院に派遣中の医師を引き揚げざるを得なくなる
  ↓
・研修医を引き揚げられた病院では、残った勤務医たちの労働環境が悪化

このため若手医師の間で、激務である勤務医を避け、開業志向が強まるという悪循環をたどっている。

このまま医師の偏在を放置すると医療の地域格差が一層拡大しかねない。地域医療の中核を担う自治体病院でも、小児科や産婦人科などの専門医が不足し、休診せざるを得ない事態を招いている。

医師の偏在には、このような図式があるようです。そして、特に気になるのが、
とりわけ出産は帝王切開や急な出血など緊急事態に陥ることも少なくない。地域に専門医が不在では、大事になりかねない。専門の医療機関に恵まれない地域に、安心できる医療をどう確保するか。深刻な問題である。
という緊急時の体制。先日も、妊娠9ヵ月で腹痛を起こし、救急病院へ行ったが内科医しかおらず死産してしまったという新聞記事を読みました。
もはや1病院、1自治体で解決できる問題ではない。行政と医療機関、医師会などが協力し、医師不足が偏在する構造的な問題点を洗い出し、総合的な是正策を打ち出すときだ。
確かにこれは構造的な問題で、国の政策としてどうにかしないと、もう破綻寸前ではないでしょうか。

投稿者 suemura : May 9, 2006 09:42 PM

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