最も子供を産みやすい職場は芸能界

子持ちが得な職場 みーんな出産の芸能界に学んでみると より

たぶん日本でいちばん子どもを産みやすい職場は、芸能界ではないだろうか。結子も菜々子もお母さん。仕事も充実。職場の芸能界化をすすめよー。
という軽いノリで始まるAERAの記事は、一見軽薄そうでかなり含蓄が感じられるお話と思います。
出産したらキャリアは終わりかも。働く女性なら多かれ少なかれ、そんなことを考えて、悩んだりする。だけど、芸能界という職場はそんなこととは無縁にみえる。いや、むしろ、出産後のほうが活躍の場は広がるくらいなのだ。
最近の芸能界の傾向としては、出産は芸風を広げるものとなり、長期間芸能界で活躍するためには、結婚―出産は、必要不可欠なものにさえなっている。と続き、まあこんな反論も予測している。
でもこんなふうには言えないか?出産後も「好印象」で受け入れられ、「活躍の場」が待っているなら、どんな社会でも出産は全く躊躇するものではなくなる――。

もちろん芸能人の例が即、一般社会には繋がらない。トップ女優の経済力なら、ベビーシッターを雇うのも簡単だし、会社員より時間の融通もきくだろう……。

しかし、この話から学べることもある。生きていくことのバイタリティをもっと持てば、子育てすることで与えられるパワーがいかに計り知れないことか。等々。

例えばちょっと古い本だけど、『マザーズ・ワーク―わたしの起業が成功した理由』のレベッカ マサイアスさんは、自分が妊娠し、そのとき自分が着たいと思うマタニティウェアがないことから、それを自ら作るために起業した。妊娠・出産しながら会社を立ち上げるという勇敢な話だった(確かこんな話でした。5年ぐらい前に読んだのでうろ覚えです)。「自分が母親になることによって、驚くほどマネージメント能力が発達した」というフレーズをよく覚えている。


まあ自分は男だし、とてもデリケートな問題だし、女性に向かってもっと元気出せよというつもりも全然ない(元気がなくて軟弱なのはむしろ男のほうだし)。ただ、今の社会全体に活力がないことが子どもが少なくなったことの最大の原因と思うので。なんとか盛り上がらないものかと(笑)。

関連エントリー:
少子化はなぜ困るの?

投稿者 suemura : 10:46 PM | トラックバック

家事しない夫、共働きでも2割

家事しない夫、共働きでも2割 より

妻がフルタイムで働いていても夫の2割はまったく家事をしていない――。こんな実態が9日、社会保障・人口問題研究所が発表した「全国家庭動向調査」でわかった。
ふーん。
夫の帰宅時間は遅くなっており、特に子育て世代でその傾向が強い。20歳代の妻の夫の21.6%、30歳代の妻の夫の25%が午後10時以降に帰宅しており、いずれも前回の調査よりも5ポイント近く増えた。一方、20歳代の妻の夫で午後8~9時に帰宅するのは15%と、前回よりも約4ポイント減っている。「長時間仕事に拘束される夫に家事・育児の分担を求めるのは無理」という妻の側のあきらめもあると見られる。
これって社会のせい? そうは言いきれないと思うけど。

投稿者 suemura : 11:46 PM | コメント (1) | トラックバック

少子化 1.25

今年も合計特殊出生率更新の時期となりましたが、もういいかげん「少子化」という言葉がしっくりきません。

少子化自体が問題なのか?というと、そうでもない。少子化傾向自体は、人為的にコントロールできるものでもないわけで。また、出生率の数字だけであれこれ言いすぎという気もします。

で、少子化にまつわる問題として最も気になっているのは、育児の負荷分散をどうするか。

これは大きく分けると、経済的な側面と母親のメンタル的な側面にわけられると思います。

前者については主に税制や教育制度の問題でここでは論じきれないので置いておくとして、後者については、仕事や家事分担など深い議論と変革が必要だと思います。

最近こんな記事を読んでうーんと思ったんですが、この調査によると、

乳幼児期の子を持つ母親の育児不安は父親の不安の二・五倍に上る
そして、
育児不安の内容について、母親は「子どもを預けて出掛けるのが不安」「毎日緊張感がない」「子どもを育てるために我慢ばかりしている」「自分一人で子どもを育てている圧迫感がある」などを挙げた。

これに対し、父親は「毎日くたくたに疲れる」「子どもの成長が感じられない」「育児で自分の成長が感じられない」などと答え、母親と父親の相違が浮き彫りになった。

この感度の落差はかなり深刻ではないかと。

父親の「子どもの成長が感じられない」だの「育児で自分の成長が感じられない」だのは、育児への関わりが希薄であることを露呈している感じがしてならないのですが、どうでしょう?


投稿者 suemura : 01:05 AM | トラックバック

少子化社会対策推進専門委員会

が、妙なことになってます。

猪口氏の少子化対策案、6専門委員が抗議声明へ より

政府が6月にまとめる少子化対策案をめぐり、優先するのは「経済的支援」か、「働き方の見直し」や「地域・家庭の子育て支援」か、猪口少子化担当相と、同氏がトップを務める少子化社会対策推進専門委員会の委員が対立している。経済的支援を重視する同氏が18日に経済財政諮問会議に示した「新たな少子化対策案(仮称)」に対し、環境整備を重くみる専門委の委員6人が「我々がまとめた報告書とは大きく異なる」として、週明けにも抗議声明を公表する。
政府の少子化対策に関しては、途中の内閣府の調査報告などを見たかぎりでは、どんな対策が出てくるのか興味を持っていました。

しかし、少子化対策の原案が明らかになって以来は、ほとんど何の期待も感慨も持たないようになりました。 →関連エントリー

最近のこのニュースも、なんだか。。。(笑)

猪口さんて、大臣やる前からいろいろ言われてましたが、まあ、やる前というのはいろいろ言われるものではありますが、それにしてもダメダメな感じなわけで。。。。

政策としての少子化問題はもういいや、という感じ。

投稿者 suemura : 10:30 PM | トラックバック

政府専門委の少子化対策原案

少子化対策で原案…政府専門委 より

少子化対策原案の骨子

 【経済的支援】
 ▽乳幼児手当(0~3歳)の創設
 ▽不妊治療費の助成拡大
 ▽妊娠中の検診費の負担軽減
 ▽一時保育料の負担軽減

 【地域や家庭の多様な子育て支援】
 ▽周産期小児保健指導の推進
 ▽育児相談などの拡充

 【働き方の見直し】
 ▽男性の長時間労働の是正
 ▽子育て支援企業への税制優遇

「乳幼児手当」というのは、現在支給されている児童手当(第1、2子は月額5000円、第3子以降は同1万円)に追加して支給しようというもので、額については未定だそうです。

この原案を見て、日本の少子化に歯止めがかかり、出生率がアップしていくイメージが持てる人はいるのでしょうか? ポイントがぶれまくった、訴求力が限りなく低いプランニングといえるのでは?

日本総研の調査報告によると、日本の少子化の主因は、非婚化と晩婚化。公明党の少子化対策原案でも、非婚化、晩婚化に着眼点を置いています。 

合計特殊出生率を2015年に1.50に。公明党は25日、働き方の見直しを柱に据えた少子化対策の原案をまとめた。03年で1.29まで落ち込んだ出生率の目標値や、時間外労働の賃金割増率引き上げを盛り込むなど踏み込んだ内容で、論議を呼びそうだ。
<中略>
また、国の少子化対策は保育事業と経済的支援が中心だったが、今回は晩婚化、非婚化には働き方が最も影響しているとして、その見直しを前面に打ち出したのが特徴。
一方、政府専門委の原案からは、このような日本の少子化問題の根幹を見据えた思考の軌跡が微塵も感じられません。

女性の雇用・労働形態の改善や支援に関する項目がないのは何故だろう? 【働き方の見直し】の「▽子育て支援企業への税制優遇」に含まれているとでも言うのでしょうか?  【働き方の見直し】については、「▽男性の長時間労働の是正」がまず第一のポイントというのも妙な話。

この読売の記事を読んで、暗い気持ちになりました。
いまさらだけど猪口さん大丈夫?

投稿者 suemura : 07:48 PM | トラックバック

【意識調査】子供を産み育てやすい国か

子供を産み育てやすい国か…日本は48%・米国78% より

内閣府は27日、日本、韓国、米国、フランス、スウェーデンの5か国で実施した出産や育児などに関する意識調査の結果を公表した。

「子供を産み育てやすい国かどうか」の質問で、「とてもそう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答えた人は、日本は計48%にとどまったのに対し、少子化対策先進国で知られるスウェーデンは98%、米国も78%に達した。

上記質問の回答の多い順にまとめると、

●スウェーデン 98%(1.71)
●米国 78%(2.04)
●仏国 68%(1.89)
●日本 48%(1.29)
●韓国 19%(1.19)
※()内は、2003年の合計特殊出生率

何をもって産みやすい・育てやすいとするかは価値観のばらつきがあるだろうし、まあ一応の目安としてみるとして、「こんなものかなあ」という印象(韓国が異常に少ない気がしますが…)。

日韓(消極的グループ)とそれ以外の3国(積極的グループ)という2つのグループに分けられる感じがあります。そしてこれは、次の引用文にも対応します。

育児における役割分担では、日韓と、それ以外の3か国で違いが目立った。日韓は「もっぱら妻が行う」と「主に妻が行う」を合わせると7割近くに達した。スウェーデンは「妻も夫も同じように」が9割強で、米仏も同じ考えが半数を超えた。
ここが大きなポイントだなあ。やっぱり。

投稿者 suemura : 01:20 AM | トラックバック

幼稚園、保育所の無償化提言

幼稚園、保育所を無償に 自民党小委員会が提言 より

 自民党の幼児教育小委員会は24日、少子化対策などとして、3−5歳児を幼稚園や保育所に通わせる保護者の負担を無償化するとした提言をまとめた。同小委などでつくる党合同部会で25日に決定し、政府が6月にまとめる来年度予算に向けた「骨太の方針」に盛り込むことを目指す。
これは大きな動きですね。早く実現してほしいな。

投稿者 suemura : 09:31 AM | トラックバック

少子化はなぜ困るの?

少子化は本当にいけないのか?-成長至上主義を脱却せよ より

我が国の人口が減少に転じ、少子化対策が真剣に議論されている。しかし、何故少子化は困るのだろうか? 確かに、子供を産みたい働く女性に対するインフラが整っていないという点はあるが、国家としてこれを問題とする理由は、人口の限界が成長の桎梏になるからだろうか? とすれば、子供を産む女性や産ませる男性に、思い切った補助金を用意すれば良いし、入国政策をより柔軟にすれば良い。年金や保険の財源が足りなくなるからというのは、仕組みの問題だ。

で、人類による歯止めなき文明・科学技術の発展を促す成長至上主義はもういい加減にして、現状維持主義理念でいったらいいんじゃない? 少子化で人口が減ったら減ったで、それに見合った政策があるでしょ。という感じで話が進む。

国策がどうこうというレベルでは、ふーんそうかもね、という部分もあるかな。でもここでは、少子化という問題が捻じ曲げられて、本質が見えなくなってしまったように感じた。

3/28の毎日新聞夕刊に、パリで開催中の「誕生」展の紹介記事があった。パリの人類博物館で、出産や育児にまつわる展示物が、人類学的に展開されるというなかなか興味深いもの。この記事の冒頭文が、とても印象に残っている。

テレビ中継の衆議院予算委員会で、天下り先の法人に支出した補助金が5兆円なのに、少子化対策が1兆円の予算なのはいかがなものかと質疑されていた。子どものいない風景はどこか生きた匂いとリズムに欠ける。足りないのは予算だけではない。日本では生命誕生のイメージが随分と希薄になってしまった。 『赤ちゃんたちの大合唱』中川素子/文教大学教授、造形美術論

生命の躍動感が薄らいでしまっている国。

野村総合研究所の調査によると

自身が務める企業の育児支援策に「満足」は8.7%、「不満」は37.5%で不満が圧倒的に多い。満足と言えない理由は、「効果はあると思うが、実際に利用するのは難しいから」が67.0%で圧倒的だった。

育児休暇の制度があっても、社内の雰囲気や人間関係から、実際は利用しにくいという話をよく聞く。事情はいろいろあると思うけど、やはりネガティブすぎませんかね?

だって、自分がどのように生きていきたいかという問題でしょう。子どもを授かって、その子どもとどのように関わっていきたいか。何を教えてあげたいか。その大切な時間が奪われてしまっていいの?それは自分でかちとっていくべき時間なのでは?

投稿者 suemura : 03:32 PM | トラックバック

母子手帳→親子手帳

母子手帳を「親子手帳」に 自民、今国会で改正 より

 自民党は4日までに、妊娠中の母親や乳幼児の健康状態を記録する「母子健康手帳」の名称を「親子健康手帳」に変更することを盛り込んだ母子保健法の改正案を議員立法で今国会に提出、成立させる方針を決めた。

3月にちょっと話題になってましたが、今国会で成立の見込みだそうです。
こういう意味不明な仕事を早く進めるのは、お得意なようですね。

 手帳を交付する対象も、現行法の「妊娠した者」から「子どもの両親となる人」に改正。妊娠や出産、育児について夫にも「正しい理解を深める」よう求めるほか、条文の用語も「母性」を「母親」に書き換えるなど分かりやすい表現とする。

「母性」を「母親」に書き換えると分かりやすくなるの????

少子化対策と声高なわりには、児童手当の支給対象拡充とかその程度…。もっと抜本的なところをお願いします。 

投稿者 suemura : 06:02 PM | トラックバック